美容内服とは?
美容皮膚科やクリニックなどで処方してもらえる内服薬のことで、シミやくすみ、そばかすなどの原因となる色素沈着を体の内側からケアする医療薬です。
※内服薬のみご希望の場合は、オンライン診療、または直接クリニックまで来院いただいても、どちらでも処方が可能です。
オンライン診療をご希望の方は公式LINEまたはWEB予約に必要事項を記入の上、お申し込みください。
美容内服の特徴
皮膚科やクリニックなどで処方してもらえる内服薬は医薬品なので、化粧品やサプリメントに比べて有効成分の配合量が多く、高い効果が期待できます。
美容内服薬は美容目的であるため、薬の処方は保険適用外となるのですが、効果が高いということもあり、美肌になりたい、美白になりたいという幅広い女性から注目されています。
<美容内服薬で治療するメリット>
美容内服薬は基本的には自費ですが、医薬品は厚生労働省が有効成分の効果を認めているものなので、安心して利用できる他、ドラッグストアなどで販売されている一般的な薬よりも高い効果が見込めます。
シミやくすみなどの原因となるメラニン色素はメラノサイトから作られるため、肌の表面からケアするよりも体の内側からアプローチした方が効率よくケアできます。
さらに女性の多くは乾燥肌や敏感肌で色々な化粧品を使ったり、レーザーによる治療を行うことができない人もいます。
美容内服薬であれば肌が弱い人でも、肌荒れを気にせずケアすることができるので、大きなストレスを感じることなく治療が受けられます。
<こんな方にオススメ>
・美容医療の施術と併用して相乗効果を出したい方
・敏感肌で美容医療の施術に不安がある方
・内側からも美肌効果を求めたい方
<内服薬の種類と効果効能>
美容内服薬にはいくつかの種類があり、薬によって効果も大きく異なります。
そこで内服薬の種類にはどんなものがあるのか、その効果などについて詳しく確認していきましょう。
○シナール
シナールは美容医療の分野でよく使用されている薬で、継続的に内服することでメラニン色素の生成や代謝に働きかけ、美白効果を得ることができます。
また、抗酸化作用により皮膚細胞の老化を防いだり、コラーゲンの生成を促進させ肌のハリを保つ効果やニキビの炎症を改善させる効果が期待できます。
美容目的でシナールを使用する場合は、シミの予防薬であるトランサミンと併用することもあります。
シナールのシミへの効果は即効性がなく、肌のターンオーバーに約1ヶ月程度の時間を要してしまうため、結果が出始めるのが遅く肌の変化を感じられるまでに3ヵ月程度かかるとも言われています。
○ビフロキシン
ノイロビタンは美容効果も期待できるビタミン剤で、薬に含まれるビタミンB2やビタミンB6などの成分が肌の症状を改善させる働きがあります。
ビタミンB2には肌荒れやニキビ、湿疹などの改善が期待でき、ビタミンB6はアミノ酸や脂質の代謝に関与して肌の状態を維持する効果が期待できます。
また、こちらの薬は美容面だけでなく神経痛や筋肉痛、関節痛や口内炎にも効果的だと言われています。
○トランサミン(トラネキサム酸)
トランサミンは美容のために使われることが多い成分で、継続して飲み続ければゆっくりと肝斑やシミが改善され美肌に近づけることができるでしょう。
また、トラネキサム酸は肝斑の治療薬や止血剤としても使われているのですが、血栓ができることがあるので抗血栓薬を使用している場合は、効果が弱まってしまう可能性があります。
美容内服薬で治療する際は、かかりつけの医師に相談してください。
○ユベラ
ユベラは血液の循環を良くする作用があり、肌のターンオーバーを正常化させ、古くなった角質が肌の表面まで押し上げられ剥がれ落ちることで、シミやそばかすなどを改善させる効果が期待できると言われています。
また、ユベラはシミやそばかすの他、肝斑などの治療においても処方されることがあり、血液の循環を促す効果から冷え性や動脈硬化の予防にも効果があるとされています。
○タチオン(グルタチオン)
美白・エイジングケアに加え、疲労回復、解毒作用、⼆⽇酔い改善、肝機能改善が期待されます。 グルタチオンは3つのアミノ酸からなる物質で元々筋⾁や肝臓などに分布し、強力な抗酸化作用を⽰す成分です。紫外線や加齢に伴う活性酸素の増加、老化を防⽌、メラニン色素生成の抑制など、美しく透明感のある肌をキープします。
○ハイチオール
内服薬としてもなじみのあるハイチオールは美容皮膚科などでも処方してもらえます。
こちらの美容内服薬にはL-システインやパントテン酸などが配合されていて、メラニンを抑制してシミやくすみ、そばかすを薄くする効果が期待できます。
また、ニキビや湿疹などの肌トラブルにも効果的です。
<服用方法>
薬剤によって用法容量が異なりますので処方時にご説明させていただきます。